沖縄伝統空手道小林流

 空手は沖縄発祥の武道です。その源流は琉球古来の武術「手」と伝えられています。

琉球王国の王族(首里士族)が修練した武術が首里手といわれ、その流れを汲んでいるのが

現在の沖縄小林流です。

    武士 松村 宗棍先生

糸州 安恒先生


琉球王国の国王の武術師範として仕えた松村宗棍先生(1809~1899)は「武士松村」と言われ、

その武名は琉球中に響き渡りました。
松村先生の弟子の一人の糸州安恒先生は唐手の大家と呼ばれ、1901年に学校体育に空手を初めて

取り入れ普及に尽力されました。
また糸州先生は従来の型を改良して、有名な型 平安を生み出しました。

 糸洲先生の後継者 知花朝信先生(1885~1969)は1993年に他の流派と区別し、伝統を守るため、

空手に小林流と名前を付け、1948年に沖縄小林流空手道協会を設立しました


 

沖縄小林流の先生方々

 

知花 朝信 10段

 宮平 勝哉 10段

仲里 周五郎 10段

知念 賢祐 10段


仲里周五郎先生、宮平勝哉先生は知花朝信先生の直弟子で沖縄小林流を継承しました。

知念賢祐先生は仲里先生、宮平先生に師事し、伝統的な沖縄小林流を継承しています。

 

沖縄小林流の基本的な型はナイファンチです。
その他の主な型は平安、パッサイ、、クーサンクー、チントウ、五十四歩です。

 1969年 沖縄の道場にて生徒と仲里 周五郎先生(一番上の右から6人目が知念先生)